包茎治療用語集【7.その他 さ行】
殺精子剤
女性主導の避妊法。マイルーラ ノノキシロール-9などの殺精子成分の働きで、子宮内に入る手前で精子をブロックする。コンドームを嫌がる男性が女性に要求することもある。 ただ、性病の予防にはならないので、信頼できるパートナー同士でないと勧められない
射精(しゃせい)
性的興奮がピークに到達すると交感神経作用で精嚢、前立腺の平滑筋が収縮、精液が後部尿道に分泌される。同時に尿道口が閉塞、副交感神経刺激により海綿体のピストン運動と連動して体外に排出される。通常は、オーガズムを伴う。
真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん)
フォアダイスとも言う。包茎によくみられる。性病ではないが、尖圭コンジロームと混同されやすい。 電気凝固などで焼却除去できる。
持続勃起症
性欲を伴わない持続勃起。インポテンツの治療の副作用で近年よく見かけるようになる。治療にはα刺激薬などを用いる。
精液(せいえき)
男性生殖器から分泌される特有の臭気を持つ乳白色液体。大部分は、前立腺と精嚢からの分泌物。
精液過小症
精液量は通常2.0~6.0㎖で、2.0㎖以下を乏精液症と呼ぶ。
性感帯
性的快感を覚える身体の部位。 個人により様々であるが、性器以外にも、乳首や肛門が性感帯の人間もいる。 性器以外は、科学的な根拠はない。
性器ヘルペス
小水疱を伴う性感染症。
【発症時期】
2~10日
【症状】
亀頭、陰茎、陰嚢部、肛門周囲に小水疱ができる。再発しやすい。セックスだけでなくオーラルセックス(フェラチオ)でも感染することがある。
【治療方法】
抗生物質の服用。
性交
勃起したペニスを膣に挿入し、摩擦により性感が高揚し、ピークになると(オーガズム)射精する。
性行為
いわゆるセックスのこと。必ずしも、ペニスの挿入を伴う性交に限らない。
精索静脈瘤
精策の静脈が怒張する疾患。男性不妊症の原因になる。
精子(せいし)
約60μm。精原細胞から2か月かけ分化。子宮や卵管内では2~3日の寿命を持つ。
精子奇形
奇形率が50%を超えると不妊症の原因になる。
精巣(せいそう)
陰嚢に左右1対存在する。
精子形成と男性ホルモン形成が主要機能。
精巣炎
細菌感染によって精巣が炎症をおこした状態。精巣上体の炎症が精巣に波及することはよくあるが、精巣自体に炎症が原発することはまれである。代表的なものは耳下腺炎性精巣炎で、成人がおたふくかぜにかかった際にみられ、精巣の痛みと腫脹があるが1週間程度で快復し、そのあとに精巣が萎縮することがある。通常、一側性であるが、両側性の場合には男子不妊症の原因となることがある。このほか梅毒性の精巣炎などもまれにある。
精巣腫瘍
発生頻度は低いが、好発年齢が20代で進行が早い。
精巣上体(せいそうじょうたい)
精巣の上端に始まり背面を下降、下端で精管に移行する。
精巣上体炎
淋菌や結核菌によるものが代表的。
尿道カテーテルの留置や前立腺の手術に続発することが多い。
精巣捻転症
ミュラー管残基が捻転し疝痛発作を起こしたもの。
性同一性障害
1)性転換症と、2)異性服装倒錯症がある。
1)性転換症
自分の解剖学的性に不快感を抱き、異性として生きたいと切望する考えにとりつかれているいる状態。
2)異性服装倒錯症
異性であることへの憧れから、異性の服装を身にまとい高揚を得ることを常習とする。
精嚢(せいのう)
果糖を含むアルカリ液を分泌し、精子の運動能を賦活する。
性病
異性間に限らず、性器以外の接触も含めたSTD(性感染症)。
尖圭コンジローム
HPV感染により発病する性感染症。 【発症時期】 感染後1~3週間。 【症状】 肛門や包皮の内側・亀頭冠状溝などに多数のイボができる。放置しているとカリフラワー状に大きくなる。 【治療方法】 イボを電気メスで焼き切るか、軟膏を塗布。
前立腺(ぜんりつせん)
膀胱頚部から後部尿道にかけて尿道をリング状に囲む臓器。約16g。射精時に前立腺液を排出するが(精液の20%)、働きはよくわかっていない。
前立腺炎
急性のものと慢性のものがある。
発熱、排尿時痛、頻尿、尿閉などの症状がある。
前立腺肥大症
一般に加齢に伴い肥大化するが、頻尿などの症状が強くなると治療対象になる。さらに尿閉を伴うようになると手術療法の適用になる。
早漏防止法
亀頭全体にコラーゲンやヒアルロン酸を注入する方法が有名である。
鼠径(そけい)リンパ腫
腫瘍ができる性感染症。日本での感染はほぼない。 【発症時期】感染後2~3週間。 【症状】発熱し、腫瘍ができる。 【治療方法】抗生物質の服用