かんとん包茎カルテ

カントン包茎の隠れた悩み

包茎の種類と症状については、ブログやサイト内でも詳しく取り上げていますが、今回はカントン包茎の隠れた悩みについてご紹介します。
カントン包茎患者は、絞扼が強く平静時にも剥くのが困難な真性包茎に近いタイプと、絞扼が弱いので平静時は容易に剥け仮性包茎と変わらないタイプの2通りに大きくは分類できます。
そして、後者のタイプの方の中、特に絞扼の弱い方の8割がたは、勃起してくると亀頭の半分は露出してきてしまいます。
このとき無理やり被せてコンドームをすると、小さいシャツを無理やり着せられたようなツッパリ感が酷く、性感がまったく損なわれてしまい射精などとても望めません。かといって剥けた状態でコンドームをつけてしまうと、今度は勃起につれて締め付けの痛みが酷くなりやはり性交どころではなくなってしまうというジレンマに陥ってしまいます。
このような方は、コンドームを装着できない人がほとんどです。
カントン包茎患者が、ある意味、真性包茎よりも悩みが深刻な場合が多いのはこのためです。
無理なコンドーム装着を続けた結果、包皮炎が慢性化してしまっているケースも少なくはありません。
また、この後者のタイプは締め付けにもかかわらず、余った包皮がさほどなく手術が困難なケースも多いのが特徴です。
このタイプの患者では、適切な手術を施さない限り、傷跡が目立つ目立たないにかかわらず再手術が必要になります。
すべての包茎手術で言えることですが、カントン包茎の方は特に、手術費用の安さや広告のイメージなどで安易にクリニックを選ばないことが重要です。