他院の修正手術

最近、他院で包茎手術を受けたけれども傷跡が目立って気になるということでの相談が激増しております。
そのほとんどの方が、雑誌やネット広告でよく見かけるチェーン系のクリニックによるものです。

ホームページでも説明しておりますが、チェーン系の包茎専門クリニックは、普段は一般病院等の外科その他で勤務している医師のアルバイト例が多く、技術が未熟なのは素人でもおわかりかと思います。あるいは、包茎専門クリニックでの勤務が長い医師でも、これは料理人でも同じことが言えますが、工夫もせずにたとえ何十年とキャリアを積み上げようとも、不器用で下手な人は下手なままなものです。

ネットはどこも調子のよいことが書いてあり、これは何も包茎手術に限った話ではありませんが、良い医師と出会うのには運が必要かもしれません。できれば、せめてホームページくらいは熟読してから訪れるべきですが、たとえ安易に目に留まった広告のクリニックを訪れたとしても、カウンセリングを聞いて不安に思ったならば、先ずは一旦その日はお帰りになることが肝心です。

当日の包茎手術をしつこく勧めてくるくるクリニックは、急にお腹が痛くなった等ウソでも構わないのですから、何とかして即刻お帰りになるのが賢明かと思われます。
ちなみに、ご自分から亀頭を大きくしたいと相談された場合は別ですが、包茎だけを治したくて訪れているにもかかわらず、亀頭増大などの包茎手術とは全く無関係の施術オプションを執拗に勧めてくるクリニックは論外であり、緊急に避難が必要です。

不幸にも修正手術が必要になった場合は、とりあえず3か月以上は経過を観察しましょう。
その場合は、早くするメリットは、医学的にはありません。
もっとも、気にしたまま時を過ごすのは苦痛でしょうから、心理的にはなるべく早く再手術をしたくなるかもしれませんが。
たとえ恋人でも、ペニスを明るい場所で至近距離でまじまじと見つめることなどは通常はありません。
毎日のように手術痕ばかり見ていたのでは、気にならないものまで気になってきます。術後1か月以上経過したならば、明らかに何らかの修正が必要な問題でもない限りは、手術をしたことなど忘れて、本来の人生計画に邁進していただきたいものです。
少し目立つ程度の傷ならば、時間の経過と共に見慣れてくるケースが少なくありません。
また、勃起時の突っ張り感などは遅かれ早かれ落ち着きます。なぜなら包皮は必要な長さまでは伸びるからです。買ったときにはきつかった革靴が履いているうちに馴染んで伸びてくるのとまったく同じです。

一度きりの人生ですから、どこのクリニックかを問わず、包茎手術をされた方には、皆さま幸せを掴んでいただきたいと心より願っております。