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包茎手術専門医 ドクターズカルテ ~ Vol.15

今回の患者さまは、60代無職の方です。

1)診察結果

仮性包茎

2)手術を決断するに至った経緯
若いころからもしかすると手術が必要なのではと気にはしておりましたが、
なかなか手術の決心もつかぬまま仕事も定年を迎え、ようやく自分の時間
も持てるようになりました。

そんな矢先、転倒して骨折してしまい入院する羽目になってしまいました。
その時、今更この年で格好つける訳ではなく、ただただ自分へのけじめ
として手術を受けようと心に決めました。

3)手術経過
完全に亀頭を覆う仮性包茎であった。
埋没はほとんどなく亀頭直下にて環状切除縫合を施す。

4)喜びのお便り
とても立派な仕上がりと、手術後の痛みもほとんどなく、
感謝に堪えません。

こんなことなら、若いうちに手術を受けておけば
人生も変わってたろうになどと考えを巡らせたりもしました。
残りの人生、1日1日を充実して過ごさねばと思います。
この度は、たいへんお世話になりました。

ドクターズブログ「包茎手術後の感覚」

包茎のカウンセリングを通じて。一番よく耳にするのが、包茎手術後の様々な不安です。
当院の修正手術ページにあるようなケースは論外として、適切な包茎手術を受けた場合、
術後の性交渉時の感覚はどのような感じになるのでしょう。

ここで1つ自問してみてください。

あなたは、セックスの時に余った包皮により何らかの快感を得ていると思いますか。

真性包茎やかんとん包茎でかぶったままの状態で性行為をしている方だとわかりにくいかもしれません。

でも、仮性包茎の方なら、包皮が余っていることでの快感のメリットなど何もないことに思い当たるはずです。
それどころか、むしろ余った包皮が原因で、行為中、行為後に様々なかたちでの痒みや痛み等の不快感を感じているはずです。

ある意味、ペニスが常に包皮が被ったままの状態ではない仮性包茎の人こそ、もし手術の前後で快感に変化あるならば、それが一番敏感にわかる立場にあると言えるでしょう。

少し考えればわかることですが、そもそも術後の快感が損なわれるなら、割礼などの習慣で幼少時に強制的に手術されるのでもない限り、自ら進んでお金を払ってまで誰も包茎手術などしないでしょう。
それに、もしわずかでも性感が損なわれるというならば、紀元前にまで遡る割礼の習慣のある国々の人たちは全員、性の快感を一部損なわれて生きているなどというあり得ない結論に行き着きます。

徴兵制のある近隣のアジア諸国などでは、多くが衛生的な側面から、包茎手術を受けるよう奨励されているようです。

確かに、包茎は放置したからといって別段、生命や健康に重大な影響を及ぼすものではありません。

ただ、もしも手術をするかどうかで迷っておられるなら、当サイトにあるドクターズカルテをお読みになってみてください。
そして、紹介している患者さまが語っている悩み、コンプレックス、苦しみ、苦労などを読まれて、自分と同じような方が見つかったならば、ぜひとも参考にしていただければと思います。