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ドクターズブログ「陰部のかゆみ」

包茎の人は陰部が痒くなりやすい傾向にあります。よくズボンの上から、股間を触る人を見かけますね。大概は、包皮の被った亀頭およびその周辺に痒みを感じるのですが、中には陰股部から肛門にかけて痒みを覚える人がいます。
後者のケースは、ケジラミを疑うのがよいでしょう。

ケジラミは、吸血性の昆虫であるケジラミが引き起こす性感染症です。もっとも、性感染症といっても淋病など他の性感染症と異なり精液や唾液経由での感染ではなく、性交渉中の陰部の触れ合いの際にケジラミが直接パートナーの陰毛に移動することによる特殊な感染経路です。

治療法は、陰部の徹底した剃毛か、または薬剤による方法があります。
薬剤は、スミスリンパウダーやスミスリンシャンプーなどが市販されています。
ケジラミは体長が約1㎜で、拡大鏡などを使えば、陰毛基部の褐色がかった白色物をピアンセットなどで突っつくと脚を動かすので確認できます。
数匹程度でも激しい痒みを覚えるのが普通です。

自分で確認できない場合は、早めに最寄りの病院の皮膚科、性病科を受診する必要があります。

ドクターズブログ「包茎手術後の感覚」

包茎のカウンセリングを通じて。一番よく耳にするのが、包茎手術後の様々な不安です。
当院の修正手術ページにあるようなケースは論外として、適切な包茎手術を受けた場合、
術後の性交渉時の感覚はどのような感じになるのでしょう。

ここで1つ自問してみてください。

あなたは、セックスの時に余った包皮により何らかの快感を得ていると思いますか。

真性包茎やかんとん包茎でかぶったままの状態で性行為をしている方だとわかりにくいかもしれません。

でも、仮性包茎の方なら、包皮が余っていることでの快感のメリットなど何もないことに思い当たるはずです。
それどころか、むしろ余った包皮が原因で、行為中、行為後に様々なかたちでの痒みや痛み等の不快感を感じているはずです。

ある意味、ペニスが常に包皮が被ったままの状態ではない仮性包茎の人こそ、もし手術の前後で快感に変化あるならば、それが一番敏感にわかる立場にあると言えるでしょう。

少し考えればわかることですが、そもそも術後の快感が損なわれるなら、割礼などの習慣で幼少時に強制的に手術されるのでもない限り、自ら進んでお金を払ってまで誰も包茎手術などしないでしょう。
それに、もしわずかでも性感が損なわれるというならば、紀元前にまで遡る割礼の習慣のある国々の人たちは全員、性の快感を一部損なわれて生きているなどというあり得ない結論に行き着きます。

徴兵制のある近隣のアジア諸国などでは、多くが衛生的な側面から、包茎手術を受けるよう奨励されているようです。

確かに、包茎は放置したからといって別段、生命や健康に重大な影響を及ぼすものではありません。

ただ、もしも手術をするかどうかで迷っておられるなら、当サイトにあるドクターズカルテをお読みになってみてください。
そして、紹介している患者さまが語っている悩み、コンプレックス、苦しみ、苦労などを読まれて、自分と同じような方が見つかったならば、ぜひとも参考にしていただければと思います。