包茎手術事情（４）

包茎手術のメリットとしては、衛生面が劇的に改善することが挙げられます。
包茎だと毎日お風呂に入って洗っても、とても強い刺激臭が衣服の上からでもしてしまいます。
水虫の人の臭いよりも強いと言えますが、意外に本人は気づかないことが多いようです。
また、手術をしたことの反射的効果として、感染症に対する抵抗力も飛躍的に高まります。
膨大な症例のリサーチ結果から、早漏に対しても優れた改善効果の見られることがわかっています。
自然に剥けた人で早漏に悩む人はまずいません。
これは、常時、亀頭が下着と接触することにより刺激に対しての耐性が生じるからだと考えれています。
亀頭が常に包皮で覆われていると、亀頭皮膚と被っている包皮とがソフトに接しており、かつ緩く刺激を及ぼすために、易刺激性になってしまうことによります。
なぜ見た目のコンプレックスを抱いてしまうのかという問題も、以上のような様々なデメリットをもたらす原因、それを象徴するものとして、男性はもちろんパートナーとしての女性たちの間にも、包茎に対するマイナスのイメージ形成されてきたという歴史があります。

矯正リングや下着について

真性包茎やかんとん包茎が、包茎手術によらずに治るはずがないことは、素人でもわかるでしょう。
では、仮性包茎はどうでしょう。
なんとなく剥き癖がつけば治りそうな気がするかもしれません。
しかし、そもそも手術を考えるような人の場合、仮性であっても日常は亀頭がほとんど包皮にすっぽり被っているはずです。このような状態では、リングにせよ下着にせよ、裾を引き摺るくらいに丈の長いズボンを両手でまくっているのと同じです。
ありえない話ですが、仮に何カ月何年もズボンをまくった状態で一度も手を離さなかったとしましょう。
果たして、ある日ついに両手をズボンから離したときズボンの裾はどうなるでしょうか？考えるまでもないですね。それと同じことです。
このようなグッズに効果があるとすれば、ほとんど剥けていて敢えて手術までする必要のない人、あるいは、未だ身長が伸びている成長期の少年か思春期以前の子供くらいだと言ってよいでしょう。
果たして、子供や少年が、包茎矯正グッズなどに関心を持つでしょうか？このような広告に目が留まるのは、成人で亀頭がほとんど被っている人がほとんどのはずです。

「実績何万人」とか、「返金保証」など、定番の悪徳商法の手口に騙されないのが賢明と言えます。
女性の場合は、「きっと嘘だろうなあ・・・」と思いながらも、テレビや雑誌の過剰な広告につい騙されてダイエットや美顔グッズを買ってしまった失敗体験が、ほとんどの方に何度かあるものです。
ある意味、女性は失敗経験から、このような悪徳商法にはある程度は免疫を持っていると言えるかもしれません。
その点、男性はあまりそのような失敗経験がない人が多く、悪徳商法の罠に陥りやすいと言えるかもしれません。