包茎手術は信頼出来るドクターを

大手チェーン店のドクターのほとんどすべてが、簡単な形成手術すらまともにできません。
大学病院や大病院の外科系医師がアルバイトで来ているクリニックもあります。
テレビドラマにもよく取り上げられる一般の外科と、綺麗に傷を仕上げる形成外科、美容形成は、どちらも『外科』と呼称されており一般人には誤解 されやすいですのですが、縫合テクニックには天地の開きがあります。
一般の外科は、脳外科なら脳の疾患、心臓外科なら心疾患の治療のための技術を高めています。ですから、傷口の縫合は極端な言い方をするならばどうでもよいのです。実際、難しい手術はその病院のトップクラスの外科医が執刀しますが、最後の傷口の縫合は多くは新人の研修医が行います。
一方、形成外科というのは、もちろん口唇裂などの先天性疾患の形成もありますが、わかりやすく説明するならば、外科で手術を受けた患者が術後、傷跡が気になるときに、それを綺麗にする専門家といえばイメージしやすいかもしれません。
ちなみに、美容形成はその対象が病気の人ではないので（多くはもともと美しい人が より美しくなりたいために訪れます）、形成外科の手技的な部分をさらに究極まで要求されるのに加えて、美容師と共通の芸術的なセンスも要求される分野です。
ですから、マンガのブラックジャックは別にして、外科医が包茎手術を美容レベルで仕上げることは不可能なのです。
たとえその外科医が名医であったとしても、形成的な手術、ましてや美容整形は技術的に不可能だからです。

また、チェーン系クリニックの場合は研修システムもいい加減です。
当たり前ですが、どこの世界でも、みんな最初は新人です。
ところが、悪徳商法のクリニックには、そもそも“師匠”に相当する指導できるレベルのドクターがいません。
二流の料理人に弟子 入りしても、よくて二流にしかなれません。
そのような訳で、前歴が泌尿器科であろうが内科であろうが、数件の症例を見ただけで、実際の患者で最初は先輩医師が横で見守る中で、いきなり執刀します。
その病院の仕上がりレベル自体がお粗末な手術方法ですから、それでも大抵はそれなりには仕上がってしまいます。
かくして、すぐに一人前となり、その後はいくら症例経験を重ねても、技術がまったく進歩しないままベテランになっていくのです。