子供の包茎について

子供の包茎については、手術の適否、その時期について、医師の間でも様々な見解があります。
一刻を争うような病気ではありませんから、ご子息に包茎手術を受けさせるかどうかは慎重に検討されても良いでしょう。

ペニスは、思春期が終わるまでは身長と同じく成長過程にあります。２０代中頃までは伸長することがあります。そして、この成長期間で、自然に剥ける人は包茎が自然に解消していきます。
幼少期までは包茎が普通であることを考慮するならば、成長期が終わった時点で、包茎を治すかどうかを判断しても決して遅くはないとも言えます。

まずは、ご子息が包茎だからといって、深刻にお悩みになる必要はありません。
ただ、将来のことを考 えた場合、できれば早めの段階で包茎治療をしておいた方が良いケースがあるのも事実です。

思春期ともなると、部活や合宿などでお風呂に入る時など、仲間同士お互いの身体に関心が強まってきます。友人同士で、恋愛などと並んで、包茎のことが話題になってりもするようになります。自分のペニスが剥けていないと、包茎について意識するようになって来るでしょう。
このこと自体は、年頃の少年たちには至って自然なことです。
まずは、お風呂に入ったときなどに、ゆっくりと剥いてよく洗うようにすることです。それから徐々に普段から剥く習慣をつけていくことで、自然に剥けるようにしていけばいいでしょう。
初めて剥く時は軽い癒着もありますから、とに かくゆっくり焦らずにやることが肝心です。最初から全部剥かなくても、最初は亀頭の半分までという風にして、何日かかけて全体を剥けるようにしても構わないのです。とにかく、はじめの間は、決して無理して剥かないことが大切です。
そして、大人が子供服のタートルセーターを着ようとしても襟口が狭く頭が抜けないように、包皮の先端が狭くてどうしても剥けないという場合は（真性包茎の可能性があります）、春休みや夏休みのような余裕のある時に、一度、医師に診てもらっておくと良いでしょう。