月別アーカイブ: 2018年3月

包茎手術専門医 ドクターズカルテ ~ Vol.16

今回の患者さまは、30代会社員の方です。

1)診察結果

かんとん包茎

2)手術を決断するに至った経緯
学生時代から、ずっと包茎なのがコンプレックスでした。
そのせいで初めてセックスしたのも20歳過ぎてからで、
セックスは部屋の明かりを消してでないとできませんでした。
前の彼女とは、それだけが原因ではありませんが、なんでいつも真っ暗にするの?
と言われ、お互いに気持ちが冷めていきました。
貴院のホームページを見て、一度カウンセリングを受けてみようと思いました。

3)手術経過
本人は仮性包茎の自覚だったが、軽度のカントン包茎であった。
陰茎縫線はS字カーブを繰り返して蛇行している珍しい症状・症例であった。
通常の縫合では縫線がかなり離開したままになるため美容的見地から連続するように形成した。
亀頭冠に1㎜大のフォアダイスが並列していたため、本人の希望で電気除去をし自然な仕上がりに。

4)喜びのお便り
決断するのに時間がかかりましたが、本当にやって良かったです。
今は彼女はいませんが、今度出会った彼女とは自信を持って付き合えそうです。
セックスはもう明るい部屋でも大丈夫ですね!手術を受けたことで、自分では気づきませんでしたが自信がみなぎってるみたいで、上司から「お前、何かいいことでもあったのか。最近やたら積極的だし、いい仕事こなしてるじゃん」って褒められました。
いろいろとお世話になり、本当にありがとうございました。

ドクターズブログ「包茎手術雑感」

最近の若い男子は草食系が増えたなどと言われます。
「草食系」という言葉とイメージから、性欲があまりない若者が増えたように捉える風潮までありますが、果たしてそうなのでしょうか。
昔に比べてオシャレで清潔感に溢れた若者が増えました。中性的な男性の魅力が社会全体に定着したのも事実です。
しかし、中性的であることと、女性に興味がない・性欲が旺盛でないということとはイコールではありません。

社会構造の変化や、家族観の変容に伴う恋愛観・結婚観の変化と相俟って、昭和世代の人たちが誤解しているだけの気がします。
どのように恋愛観が変容しようとも、何十万年のレベルで環境に適応変化していく進化論の視点からみれば、種の存続にもっとも重要な生殖本能がたかだか百年にも満たない間に減弱するはずがないということです。

昭和時代と比べるならば、避妊の失敗やら面倒くさい恋愛関係にエネルギーを浪費するくらいならば、バーチャルで済まそうという人が増えたこと位のものでしょう。

職場に異性がいなくても、今の時代はその気になれば、いくらでも出会いのチャンスは見つかります。
それに、バーチャルで夢見るようなシチュエーション、女性にいつ遭遇するとも限りません。
むしろ、そういう出会いは、思いがけないタイミングで訪れるものです。

そんな時に、もし包茎であるがゆえに絶好の機会をみすみす逃してしまったとすれば、こんなにもったいないことはありません。
これは異性との出会いにかぎった話ではありませんが、人生のチャンスというものはそうそう訪れるものでもありません。
もしも出会いが来てからで良いと考えているならば、野球で言うならば見逃し三振のパターンに陥っていると言えるでしょう。
包茎は悪でありませんが、手術を行なう事は間違いなくメリットがたくさんあります。

包茎であることにコンプレックス・悩みがあるのならば、まずは症状や仕上がりについて、カウンセリングを受けてみることをお勧めします。